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鉄道模型ファンのための住宅

メリークリスマス。過去描いたスケッチをご紹介します。

鉄道模型に限らず、航空機・車両・戦車・ロボット等など模型・フィギュア・おもちゃの数寄を極めると、それら模型が部屋に溢れ家族の反感を買うこともしばしば。問題となるのはその展示方法になります。部屋に飾るとどうしてもその部屋は「趣味の部屋」と化し、生活スペースの縮小が伴われます。


そこで考えた案が上図です。床下の空間を展示・制作・管理の空間として、リビング等から強化ガラスの床を通して見ることができる鉄道模型ファンのための部屋案です。


断面で見ると上図のようなイメージです。生活空間は犠牲にならず、部屋は素敵な展示空間となり家族みんなで楽しめます(きっと・・・)。

強化ガラスでフィルムかアクリルをサンドイッチしたダブルガラスとし、床下空間を空調、作業ピットを作成。木造でも可能です。他にも模型数寄者のための空間アイデアがあります。気になられた方はSMILOへご連絡ください。

<村正>


SMILO作成 企業展示ブース案

 過去設計した企業ブースの案です。
下図はすべて完成に至らなかったもの・又は最終型に至る前の検討案です。

商品の展示と紹介ディスプレー、商品使用の実演コーナーが企画されたブースです。


アクリルのビーズを垂らして水のイメージを強調しています。


流れる水を想起させる造形の什器が入った案です。


背面はモアレで歩く人には動いて見えるように工夫しています。


ワイヤーカーテンで天井・壁を構成した案。


海外企業の日本での展示用ブース案。


ブースと床に水面の映像をプロジェクター(周辺が明るい場合は、舞台用エフェクト照明など)で映し出すインスタレーション案。床はきらめく穏やかな水面、壁は流れる滝や川面などで動きを持たせるとメリハリのある空間構成に。


薄い半透明の膜で通路・トンネルをつくり、そこに流れる水面の映像をプロジェクター(又は舞台用照明)で映し出します。外からも内からも映像が観え、水の舞台をつくります。


水をイメージした青い紐を大量に垂らし、三次元的な曲面を持つ空間をつくります。部分部分に青いビーズを散らしたり、舞台用エフェクトライトで水の流れる様子・ミスト(霧)の中を演出することで空間の持つイメージを強調できます。細かな雫の滝の中を進んでいくと、展示物や説明文に触れることが出来ます。水音と一緒に展示するとさらに効果的。

<村正>

愛知県名古屋市の設計事務所 smilo(スマイロ)


「MUSUBI」 浅草文化観光センターコンペ案

 「MUSUBI 結び」 浅草文化観光センターコンペ案



浅草は浅草寺を中心に門前町から歌舞伎三座、浅草六区などが生まれ、盛り場として常に新しいものを取り入れてきました。その中でも雷門、仲見世、浅草寺が繋がる一帯は浅草の様々な文化、人を結ぶ役目を担ってきたといえます。私達が提案する「浅草文化観光センター」は「MUSUBI」というキーワードを軸に「探せる」「見せる」「支える」を実現させ、新しい浅草の文化を創り、また江戸の伝統を継承する浅草を世界にアピールする建築となります・・・人、歴史、文化、を結びます。



MUSUBIのコンセプトから導きだされた外観は江戸の文化から抽出したデザインの複合体となっています。手拭、しめ縄を彷彿される二本の構造体の帯が結ばれるように上昇し、その骨格は「水引」をモチーフにした環境制御スキンで覆われます。重層されたファザードは古来からある日本建築、日本庭園に見られる奥行き感も表現しています。昼間はスキンに覆われたボリュームが柔らかい印象を与え、夜間は建物内部の照明でスキンの存在が希薄になり二つの構造体が強調された力強い印象になります。またイベント時にはスキンの「水引」に設置された長寿命のLED照明が点灯し浅草の賑わいを演出する広告塔になります。長い歴史において常に新しいものを取り入れてきた浅草の街にこのダイナミックで斬新な外観は新しいシンボルとなり、浅草の歴史を創っていきます。





構造:
ボイドスラブのコンクリート構造、鉄板をサンドイッチパネルにした鉄板構造の二つの帯状の構造体で構成されています。鉄骨部分はコンクリートのスラブから吊られることで柱材を少なくし、吹抜のある開放的なコンクリート空間の中に浮遊する鉄骨の空間が実現します。



空間構成:
南北、東西にヴォイドを持つフロアが校倉造りのように積層され縦方向に繋がる空間を実現しています。ほとんどのフロアで上下階を挟んだ三層の空間を認識できます。また案内、展示、支援部門がそれぞれ独立せず、ヴォイドを介して繋がることで利用者にとって開放的でありながら、利便性の高い空間計画となっています。



設備計画:
ステンレスと銅のチューブで結ばれたスキンによって全体が覆われています。ステンレスチューブにはミスト発生装置を設置し、導入部・テラス・屋上庭園などの屋外で使用します。夏場は窓を開ける事で屋内の空調負荷の軽減が期待でき、気化熱によりヒートアイランド現象を軽減し周辺環境にも配慮しています。



      ミストで覆われた外観

<村正>



小田原市城下町ホール案

 「世界に開かれ拡張していく小田原芸術文化」


この場所で行われる様々な芸術活動が、建築の枠を超えて三の丸地区一体を活性化させ、城址公園と共に、小田原の新しい文化を 創造・発信 していく施設の提案です。
サブホールを中心とした三つの「拡張する」空間が、様々な芸術活動を誘発する場所を展開しています。


1)「拡張する」サブホール
施設中央に配置されたサブホールは多様なイベント・市民活動に対応するため柔軟な開放性・汎用性が求められます。
そこで私達はサブホールの壁そのものを開放できる提案をしています。
サロンコンサートなど開放性が求められるイベント時にはサブホールの約半分の壁が開放され、交流デッキと一体化し「拡張」した空間になります。
2)「拡張する」交流デッキ
オープンロビー・カフェ・ホワイエの機能を持つ交流デッキは、床から4mの高さが全て透明ガラスで構成された眺望のよい空間です。
また、透明ガラス部分の城址公園に面する部分は全て可動建具であり、気候の良い夏季・中間季には全面開放することができます。
サブホールの壁と合わせて可動建具を開放する事で、施設内で行われているイベントの臨場感・躍動感が外部にも拡がり、城址公園を含めた周辺環境に賑わいをもたらします。
3)「拡張する」建築
外装のカーテンウォール部分は、二重のフロストガラスで構成されたダブルスキンになっています。
ダブルスキンの中空層は空調設備システムとして使われる他、夜間ダブルスキンをライトアップすることで光の層を形成します。光の層をまとった建築は、小田原提灯のような光のシンボルに拡張し、城址公園のイベント時にはライトアップされた天守閣・銅門と共に小田原の景観形成の一部になります。

(城郭を模した交流デッキ)
敷地奥にメインホール・サブホール・楽屋などのサポートゾーンを配置し、これらの施設を囲むように
交流デッキが配置されます。
交流デッキは石貼の基壇形状で、隣接する城址公園との景観調和を考慮し、お城の構成要素の一つである城郭を模しています。
メインホールホワイエ・サブホールホワイエ・カフェ・オープンロビーが一体に連続するダイナミックな空間です。交流デッキを全面開放した際、部分的な空調が可能なようにメインホールホワイエ・サブホールホワイエ間をガラスで仕切っています。このガラス間仕切は、サブホールを開放した際の遮音効果も兼ねています。


(ホール全体を覆うダブルスキン)
交流デッキ上部は、スティールFB・外部のフロストガラス・内部のフロストガラスで構成されたダブルスキンになっています。
夏季、中間季の交流デッキ開放時には、中空層を利用した排熱効果と自然換気、天井からのミスト噴出で、空調設備に頼らない快適な大空間となります。また夜間はダブルスキン下部からフロストパネルに照明をあてライトアップします。
イベント、季節などによって明るさを調整することで様々な表情を持った建築になります。


1 オープンロビー(インフォメーションコーナー)
2 シアター(ギャラリースペース)
3 オープンロビー(ギャラリースペース)
4 託児室
5 こどもライブラリー
6 ロッカールーム
7 事務室(スタッフルーム含)
8 館長室
9 応接室
10 楽屋
11 ラウンジ
12 舞台
13 袖舞台
14 客席(下部オーケストラピット)
15 客席
16 搬入口
17 倉庫
18 ピアノ庫
19 WC
20 映写室
21 サブホール
22 控室
23 ホワイエ
24 調整室
25 会議室
26 練習室
27 駐輪場
28 搬入用駐車場(3台)
29 来客用駐車場(30台)
30 カフェ
31 空調機置場
32 機械室

1階平面図
(メインホール 15)
プロセニアム形式のシューボックス型を採用しています。観客席はホールインホール機能を導入し、1階は938席、2階は374席の計1312席を確保しています。
中ホール規模として使用する際、オーケストラピット部分(178席)を舞台とし1階で760席のホールとして使用します。
(舞台 12)
舞台は巾18m×奥行15.5mで袖舞台は上手が巾9m、下手が巾7.6mの広さです。音響反射板は吊り込み式反射板を採用しています。
(シアター 2)
サブホール下部には128席収容のシアターを提案します。シアターは一般の映画上映に加え、小田原映画祭など映像中心のイベントの際、中核施設として活用できます。また、引込み式の座席を収納しギャラリースペースになります。
(こどもライブラリー 5)
ホールでイベントがない時でも子供達が気軽に利用できる場所としてこどもライブラリーの設置を提案します。市民が日常的にアクセスしやすい1階に配置しています。託児室が隣接しているので一体的な運営が可能です。

     
(サブホール 21)
メインホール舞台と同等の巾18m×奥行15mの広さを確保しています。天井高7.5mの空間は発表会、リハーサル、展示等多用な使い方が可能です。西面、南面の壁は可動式の遮音壁が二重に設置され、イベントに応じて壁の開閉が可能です。サブホールへの搬入は東側搬入口からになり、大ホールがイベント時の搬入を考慮し、大ホール北側に裏動線を設けています。

     
(会議室 25)
天井高が5mの大空間。可動間仕切によって2室に分けることも可能です。
西側がガラス貼なので城址公園へ視界が開ける快適な空間です。
                     

<村正>

愛知県名古屋市の設計事務所 smilo(スマイロ)

広場カケルミュージアム

 SMILOと栗本設計所が作成した大分県立美術館のプロポーザルコンペ提出内容です。
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「広場 X(カケル) ミュージアム」

●新大分県立美術館と二つの広場「おおきたのくに広場」「おおきたのみず広場」。
この新しい県立美術館の計画は従来の美術展示・収蔵の枠にとどまらない美術館の概念を超えた活動が可能である。大分の中心街という立地のポテンシャルを活かしながら、隣接する文化施設と連携し広がりのある都市空間を構成することで芸術を中心とした「まちづくり」を提案する。



●周辺施設との関係
・美術館を台形状として隣地との接合面を大きくし、2つの広場との関係性を強める。
・おおきたのくに広場は南方向に広がる形状とし、オアシス21との関係性をより強めている。
・二つのペデストリアンデッキが4つの施設を繋ぎ、おおきたのみず広場〜美術館〜おおきたのくに広場〜オアシス21〜ガレリア竹町へと繋がる立体街路を構成する。


●OASISひろば21に対面して立地する特性を活かす提案
・ペデストリアンデッキを渡った先の広い人工地盤上に周辺の住民が自由に使える「おおきたのくに広場」を設け、美術館高層棟とOASISひろば21の両施設に因んだイベントが可能。ライブ・コンサート開演前のプレイベント、市民参加の竹細工教室、アートの展示等、通常の公園用途だけに留まらない使用ができる。
・「おおきたのくに広場」は街区公園のような外部空間である。その為OASISひろばと連動したイベントを美術館の休館時でも利用可能。
●環境対策及び建設・維持管理コストを含めたライフサイクルコストの低減について
・建物屋上、「おおきたのくに広場」に太陽光パネルの設置、雨水の有効利用。地中・温泉熱を利用した設備システムの導入。
・イニシャルコスト削減として設計時におけるコストマネージメントシステムを綿密に計画し、施工時においても躯体のユニット化の検討を行う。
・空調負荷の低減としては屋上緑化、壁面・屋上散水。中間期の自然換気、地中温度を利用したクールチューブ、ヒートチューブの新鮮空気を取り込んだ熱交換システムを検討。また外壁の劣化を防ぐ光触媒を外壁に利用し建物メンテナンスの低減を計る。


●時間的な変化に対応する提案
・100年後の姿を見通し、様々な要望の変化や社会的な変化に応じ対応できるよう余白のある計画とする。具体的には、西側の”おおきたのみず広場”上部の増築スペース、東側”おおきたのくに広場”上部など、現在の敷地や計画を生かしつつ、100年後の要望にも応えられるよう計画。
●地域活性化・まちづくりの提案
・計画段階では幅広い分野の専門アドバイザー(WS+美術館+構造+設備[機械・電気]など)に参加を要請、ワークショップによる住民参加型の設計手法を用いて県民への理解を深めてもらい、運用後も多くの県民に愛着を持ってもらえる施設とする。また、WEBなどを利用し多方面的にプロセス公開をしながら、透明性のある計画とする。
・県内各所での美術作家によるワークショップを開催し、多くの県民に美術への感心と文化創造への参加の促す。
●防災に対する考え方
・大災害時の避難収容施設として考えられる美術館1FとOASISひろば21に挟まれた「おおきたのくに広場」には防災公園と同じような設備として、かまどベンチ・災害対応トイレ・太陽光発電の外灯・耐震性貯水槽等を設置。
・収蔵施設(人工地盤)、高層棟に免震アイソレーター・ダンパー・配管用免震システムを設置し利用者の安全と収蔵物の保全をはかる。収蔵室は給電無くとも外気温の影響を極力受けないよう屋上緑化・外断熱・ソーラーシステムと連動した維持設備等を配する。
●展示・収蔵スペースについて
・展示室はフロアによって明確にゾーニングされている。展示室の途中には大分の街を見渡すことのできる休憩ブリッジを持ち、美術作品と大分の雄大な自然との親和性を感じられる。その他にも"おおきたのくに広場"での外部彫刻作品などの展示も可能。
・収蔵庫は、搬入が容易な1階に配し、展示室へは搬入用EVを利用することで、最短経路により、それぞれの展示スペースへ運び込むことが可能。また、一時保管庫・保存修復室・写真撮影室と対面させることでより機能的な収蔵庫とし、高い天井高さを持つことにより、中間階を増設することでより多くの収蔵が可能。
●企画展示室断面ダイアグラム
・天井高さの違う展示スペースがあり、間接自然光が入る開放的な展示室
・可動展示壁により展示スペースを増やし、人工光のみの展示室に変更可能。
・最上階レベルは全面トップライトで 吹抜空間を回遊できる外部のようなスペース。
●中層棟と街並の関係
・総合エントランスからは大分の街、県民ギャラリーが同時に見える。
・県民ギャラリーは可動間仕切により拡張可能。
・大分の街の風景と一体化するミュージアム
●おおきたのくに広場と美術館の関係
・おおきたのくに広場〜エントランス〜おおきたのみず広場、ペデストリアンデッキは今市石畳を模した石張り床を施し一体性を演出する。
・美術館・OASISひろば21両方から見えやすい位置にイベント舞台を設ける。この舞台でコンサートのプレイベントや屋外アートイベント等が行われる。
・ペデストリアンデッキと美術館エントランスを繋ぐ通路上にはガラス庇をかけ、通行・観覧の利便性を図りかつ、視覚的な透過性を確保する。

●低層棟と街並の関係
・南側街路の低層部分は歩行者の圧迫感をなくす。
・低層棟は屋上緑化し、広場として整備する。
・広場と街路は緑豊かでヒューマンスケールな街路。

●木材(地域材)及び大分県産資材の使用への提案
「おおきたのくに広場」にかかる庇、点在するイベントスペースの構造被覆材・什器として、大分県で生産盛んな杉材を使用する。木材が多用された半屋外空間は広場の緑と相まって開放的な気持ちの良い空間となる。

<村正>



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