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映画「うまれる」

ツカモトです。
お盆休み・・もとい夏休み中(進行形)なので村瀬に続き建築からは離れた話題を。

先日「うまれる」という映画を見てきました。
2010年10月に封切られて全国映画館で上映された後、反響の高さから2011年春からは自主上映会などで現在も各地で上映会が開催されている映画です。


ドキュメンタリー映画で、実存する4組の異なる事情を抱えたご家族を軸にした映画です。

子供の頃実の母から虐待を受けていた女性と子供はいらないと思っていたがご主人が
妊娠・出産を通じて親になっていく姿。

妊娠中に赤ちゃんに無事生まれる可能性すら低い重い障害がある事がわかったけれど
夫婦で迷わず産む決意をして、1年生きられるかもわからない、と言われる息子さんを育てている姿。

十月十日。お腹で大事に大事に育った赤ちゃんが出産予定日に死産してしまったご夫婦。

長年の不妊治療を経て、子供のいない人生を受け入れ、不妊治療専門の病院でスタッフとして働く女性。


重いテーマに対して、映画自体は前向きで「赤ちゃんはお父さんとお母さんを選んでやってきたんだよ」というメッセージを何度も何度も伝えてくれます。

今あるいのちって、奇跡なんだよね。
父と母の遺伝子が結びついて私という生命が母のお腹に宿った事。
妊娠・出産という肉体的にも大変な時間を乗り越えてくれた事。
それから大事に大事に両親に、家族に、地域の人々に、育ててもらった事。
まずは自分、配偶者、まわりの人々の命の奇跡。
大切さをよく実感すること。
そして、我が子。
私自身、赤ちゃんが欲しくて欲しくてたまらなかったけど、なかなか授からず悩んだ時期もありました。
ようやく授かっても、ちゃんと出産できるのか、怖くてたまらなかった。
なんとかかんとか、出産した後も、乳幼児突然死症候群、なんて言葉を知ると
また怖い。
すやすや寝てる我が子を覗く度に、ちゃんと息をしているか確認したものです。

でも1歳、2歳・・・と成長して今は4歳。
奇跡だった筈の娘の存在がいつしか当たり前の存在になっていました。
普段はそれでいい。その方がいい、とも思う気持ちもありますが
時には、映画を見て、今ある家族の存在に感謝する時間って必要だなあ、と感じます。

それから、娘を妊娠中に不安がってた私に助産院の前田先生が教えてくれた事。

心配なんてしても仕方ない。
心配事が起きてからどうしよう?って考えればいいのよ。

この言葉でその後の妊娠期、子育てがずいぶん楽になったものです。
映画に出てくる方達も、辛くても苦しくても状況を受け入れながら成長していきます。
「うまれる」を通じて得るものは、出産にまつわる感情だけでなく
今後の自分の生き方そのものかなあ、と思います。



今回私は住んでいる各務原市での上映会に行きましたが、1日限りの全3回の予定の上映は
発売されてすぐに完売。追加上映として設けられた時間帯のチケットをなんとか購入しての上映でした。

名古屋では娘の出産でお世話になった前田助産院の前田先生が精力的に自主上映会開催しています。
前田先生の言葉「この映画は繰り返し、何度も何度も何度も観ることによって真の価値がうまれてきます。

下記リンクにも詳細がありますが、近いところでは9月に中村区役所で予定しているようですよ。お時間ある方は是非足を運んでみてくださいね。
 
 2012年09月17日(中学生以上800円 4才から小学生600円 3歳以下無料)
  第一回目 10:30~(小さいお子様、赤ちゃんOKです)
  第二回目 13:30~ 
  第三回目 16:15~
 中村区役所 2階講堂 (名古屋市中村区竹橋町36番31号)
 参加費:800円(税込)
 主催・問い合わせ:前田助産院 052-486-1761

その他、各地で自主上映会、開催されています。
ご覧になった方は、映画出演者のその後、なんてブログもサイトに載っていたので
ホームページを再度のぞいてみてはいかがでしょう?

<ツカモト>

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東京スカイツリー

塚本です。

東京スカイツリー、行ってきました。
と、言ってもまだまだ人気過ぎるので入場券買って展望デッキは諦め
東京ソラマチまでですが。

ソラマチ4Fのスカイアリーナ(屋外テラス)からの眺め。
さすがの迫力です。
 

躯体もよく見える。

浅草方面に移動して、そちらからのスカイツリー。
フィリップ・スタルクの炎のオブジェと並んだショット。


行く前に、寺下が買っていた「図解絵本 東京スカイツリー」(ポプラ社 amazon) を見ていたので建設中の様子にも思いを馳せる事ができました。
この絵本、スカイツリーの計画段階から完成までどんな調査・検討をしてきたのか、
どんな工事だったのか。をイラストで説明してるマニアックな本です。

スカイツリーの設計・監理の日建設計や施工の大林組が、
限られた敷地でどのように配置するか、地震や風に強くする為にどんな構造になっているか、
これだけ大きなタワーの建設に使われる重機(クレーンなど)ってどんなのか。
どうやってクレーンを上げていき、また組み立てるのか・・などなど、面白いのでオススメですよ。

<ツカモト>

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シュタイナー建築

塚本です。

娘の通う幼稚園はシュタイナー教育を実践していますが、先日幼稚園でシュタイナー教育を研究されている広島女学院大学 本村佳久教授の講演会がありました。
幼稚園の父兄向け・・・としては専門的過ぎる内容で、大学の建築史の授業を聴いているようでしたが、私自身はシュタイナー建築について考えてみるきっかけになりました。

ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner, 1861年- 1925年)は、 オーストリア帝国(現在のクロアチア)出身。でもドイツ人という認識が一般的ですね。
建築家、教育者、哲学者、社会学者、ゲーテ研究者、医学者、農学者、造形芸術家、精神科学者・・・など多彩な分野で業績を残しています。

『シュタイナー・建築―そして、建築が人間になる(上松 佑二)』 に依れば、シュタイナーの生涯を考察する上で「建築」は殆ど中心的な役割を演じている。とも書かれています。
シュタイナーの思想はは初めは理念として、言葉として、講演として、著作として展開されたけれど、言葉によるのとは別の表現手段で同じ内容を伝えようとし始めたからである。と。

思想を実際に形にした時に芸術や建築が生まれたのですね。

 ← 40代後半のシュタイナー

シュタイナー建築、と言われますが、シュタイナー本人の遺した建築はそれほど多作ではありません。
一番有名なのスイスのバーゼルに建てられたゲーテアヌムというホールや図書館を併せ持つ複合施設です。


写真の第一ゲーテアヌムは一度消失して後に第二ゲーテアヌムが建て替えられていますが、
本村先生の講演によれば、第一ゲーテアヌム建設中にコルビュジェは現場を見て、当時のコンクリート技術では最先端の大規模な打ち放し建築であったゲーテヌアムの驚愕したという話が残っているそうです。
有名なコルビュジェのロンシャンの礼拝堂は、ゲーテヌアムを見たコルビュジェが強い影響を受けて建てたのだろう、と。

ロンシャンの礼拝堂は、コルビュジェの機能性・合理性を重視したモダニズム建築というそれまでの作風と変わり、自由で有機的な造形のデザイン。
多少なりとも影響を受けたのかもしれませんね。


本村先生の講演で日本でシュタイナー建築を日本に紹介した建築家の話、本村先生がシュタイナーに近い思想を持っているのだろうと考えている建築家についても話してくれました。
日本に紹介したのは今井兼次(1895〜1987)。
同じく、ガウディの事も紹介しており、モダニズムとは距離を置いていた建築家でした。
そして、シュタイナーに近い思想を持っている、と本村先生が考え師事していた建築家が吉阪隆正(1917-1980)。
吉阪先生と言えば、私の最初の師匠であるアトリヱ修羅の西尾貞臣先生の師匠に当たる方で
私も影響を受けた日本を代表する建築家。

シュタイナー建築と自分との繋がりをあまり考えた事はなかったけれど、
やはりどこかで思想が繋がっていて出会ったんだなあ、と実感した瞬間でした。

前置きが長くなりましたが、シュタイナーの建築理念とは。



シュタイナー建築は、学校建築の分野で世界中に影響を受けた建築が現代でも建てられています。
先に書いた『シュタイナー・建築―そして、建築が人間になる(上松 佑二)』 の中から学校建築について書かれていた内容がなるほど、と思いましたので紹介します。

1924年シュタイナーは「学校建築とは、芸術的に造形された有用建築である」と語っていたという。
その建築理念は単に機能的なものではなく、芸術的かつ有機的なものであり、内容と形式が一致したものである。
それが学校建築であれば、その中で教えられる教育内容に対応した教育空間がつくられることになる。
その内容が生き生きしたものである限り、その器もまた生き生きしたものとなる。
その内容が子供の成長と発展に対応したものであれば、その器としての建築もまた子供の成長と発展に対応したものになる。
その教育理念が人間の肉体と魂と精神の健全な発展に基づくものであれば、その器としての建築もまたそれに対応したものとなる。
しかも学校建築はそれぞれの国や地域の物理的、心的、精神的風土に合致したものとなる。
それぞれのヴァルドルフ学校がそれぞれの国にふさわしい内容をもつように、学校建築もまたそれぞれの国にふさわしいものとして建てられている。

生き生きとした教育理念と生き生きとした教育現場、生き生きとした教室。
子供たちの成長と共にある学校。
常々大事にしたいと思っていたことが書かれていました。


まだまだ勉強不足のシュタイナー建築ですが
せっかく出会ったので少しずつ研究していきたいと思います。


〈ツカモト〉


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土壁塗りWS

 smilo塚本です。

3連休に、一宮市で古民家を移築してセルフビルド(自力建設)で住宅を建設しているお宅の

ワークショップ(WS)に母娘で参加してきました。

今回は土壁塗りです。

泥んこ大好物☆な私なので、人見知りから抜けれず不安そうな顔した娘そっちのけで

とっとと土壁塗スタート!

ペッタンペッタン。

竹小舞の上に既に乾いている下地の泥んこ団子の上から厚塗りして仕上げて行きます。

下の方から張り付けて行き、最後にコテで仕上げ!

このコテを持つのも左官職人さん気分で楽しいのです。

←途中、ムスメも参戦!ぺったんこ♫


全国的には土壁の住宅ってとっても減少しているらしいのですが

東海地方は全国に比較するとまだ多い方だと聞いています。

今回も用意されていた泥コン(土壁に使う、発酵させた藁混じりの泥)は
各務原の泥コン屋さんから仕入れたものだとか。
愛知県内も探すと何軒か泥コン屋さん頑張っていますね。

泥コン屋さんが廃業して無くなっている地域も多いと聞くのでありがたい話です。

因みに、手前の土は上記、各務原から仕入れた泥コンですが奥の黒っぽい色した土は

解体した民家の壁や屋根土をいただいてきたものだそうです。

泥コンは藁を発酵させて使うので古い方がいいそうですが、
こんな風に何十年も前の民家の土を再利用できるのは素敵な事ですよね。

 

もとの古民家は揖斐郡春日村で昨年冬に解体されたそうです。

上棟までの大きな大工工事などはプロに任せながらも、今回の土壁の竹小舞いを組んだり

土を塗ったり・・やれる事はセルフビルドでやられるようです。


セルフビルドが一番!と思いながらも仕事で実践していなかった私は、コツコツ作り続けながら幸せな顔をしているお施主ご家族を見て胸がじーんとしました。

 

夫婦柱、というそうです。大黒柱です。
最近の住宅は大黒柱が無い家も多いのでこれまた じーん。

詳しくは建て主さんご夫婦のブログを見てくださいね。
次回ワークショップの予定なども更新されると思います。
土壁体験できる機会なんてなかなか無いですよ♪

ご主人さまのブログ http://cavasiba.blog.fc2.com/

奥さまのブログ:http://ameblo.jp/uri-nks/

〈ツカモト〉

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照明と味覚の関係

 人間は5000年前に精神を得て文明をつくり、以降霊長類分化から受け継ぐ本能からは解き放たれたと考えられています(フロイトは壊れたと表現)。

ところが意外と600万年以上前から大脳辺縁系に刷り込まれた習慣・生き方は数千年では変えられず、「本能」に近い指向が残っているといわれています。(生物学的基盤と呼ばれるらしいです)

わかりやすい欲望以外の例を上げると、出産が危険を避けるため夜間・早朝に多い、集団生活を送るための規律重視・排他行動、怒りや挨拶の表情(ヒューマン・ユニバーサル)等など・・・


面白い例に、人間は日中狩り・採集を行い、明るいうちに解体・料理、夕刻以降に炎の灯りの下食事を行う、といった生活習慣を何百万年も続けてきたためか、灯りの色(色温度)によって味覚が変わる、といった話もあります。



幾つか照明と味覚の関係について論文も出ていますが、それ以前に飲食の店舗にてインテリアに暖色系の照明を使っている例が殆どです。一方、調理は昼白色の灯り(日中の明るい光)の元で行う方が良いとされています。これもオープンキッチンで客席と一体の例等を除けば、ほぼ白色系の照明を使っていることから分かります。

LED照明メーカーは一生懸命白熱灯・ダイクロハロゲンの色を再現しようと頑張って来ました。ここ数年でその表現は格段に向上し、飲食にてLEDを使用するのも問題ないレベルになってきています。



SMILOでも調査兼ねてダイクロとLEDの両方のスポットライトを用いています。お陰で徹夜時のおにぎりも美味しいです・・・
<村正>

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