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子供による昔ながらの家づくり

昨年秋〜GWにかけて、9歳の娘と9〜10歳頃の子供を対象にした家づくりに参加しました。

娘はシュタイナー教育の幼稚園を卒園して小学校は地元の公立校に通っていますが

家づくりは、同じようにシュタイナー園を卒園した親子15家族が集まりました。

 

シュタイナー教育では9歳の時期を「9歳の危機」と呼ぶほど重要視しています。

表から見ると14歳頃の反抗期の方が大変なのですが

内面では9歳は幼児期が終わりを告げる重要な時期なのだそうです。

自己の内面も育ち始め自立心も芽生えます。

9歳を過ぎると幼児期にしてあげれる教育は出来ない、幼児期にはもう戻れないので

シュタイナーは「9歳の危機」を「ルビコン川を渡る」という諺でも表現しているそうです。

 

この時期から世の中に対して知りたい事が増えてきます。

孤独を感じたり「自分は何者か」という疑問から、現実的な疑問まで。

そんな時期、シュタイナー学校では家づくり、米づくり・羊毛体験など

生活の基本となる衣食住を最初から最後までの工程を子供に体験させる事で

世の中の仕組みのようなものを体で納得させるのだとか。

 

今回の家づくりでは全行程、大人も補助するけどできるだけ子供の手で出来るように

道具も最小限、工法も昔ながらの方法でと考えてくれました。

 

まずは屋根にするための茅刈り。

大人の背丈よりも高い茅を刈ります。

 

森林組合の協力で山に入って柱や梁にするための木を切ります。

1本切り倒すのになんと時間がかかることか!

 

倒した木の枝打ち、皮むきをして冬の間山の中で乾燥させます。

 

山の雪解けを待ち、木を山から運び出して地鎮祭。

小石を埋めて基礎とした穴に、根本を防腐対策に焼いた木を立てます。

 

上棟式には菓子撒きも。

柱と梁や棟は釘や金物を使わず、縄で留めます。

 

茅ぶき屋根

 

床は三和土(たたき)です。

砂と石灰、塩だけを混ぜて、あとはひたすら叩き固めます。

土も混ぜずに固まるの?と思ったけど叩き続けたらちゃんと固まりました。

基礎や床(=足腰)をしっかりさせる、に繋がります。

竹小舞を編んで・・

壁土を足でよく混ぜて。

手で壁塗りです。

3畳ほどの この小さな家は子供の心の内側。

コテを使わずに手で直に塗る事で心の内部空間を作り上げています。

高いところなど途中大人も手伝うけど土壁は子供が丁寧に撫で上げて仕上げます。

竹で編んだ簾を建具にして完成。

 

この家づくり体験が、どれくらい子供の心に影響を及ぼすかは目で見えないけれど

今は職人さんが知らないうちに既製品の材料が組み立ててしまう事も珍しくない家づくり。

私たちの子供の頃のように山で秘密基地作りなんて自由も許されない子供にとって

最初から最後まで自分が関わって、そして仲間と協力して家を完成させれた、成し遂げた。という事実だけでも

これからの人生にとって大きな自信に繋がるのではないかと感じた体験でした。

あらためて今回の関係者の皆様全員に感謝しています。

 

〈テラシタマミコ〉

 

   

 

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